「メルカリでいきなりアカウント停止になった」
「停止になったら復活はできるのか?」
「そもそもなんでアカウント停止になるのか分からない…」
実際に困っていたり、このように不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
メルカリはスマホを持っていれば利用料金もかからずに誰でも利用できて、ユーザーも多いので売れやすい!というとても優秀なプラットフォームです。
しかし、間違った使い方をしていると、ある日突然「アカウントが停止になった…」という残念なことになってしまうかもしれません。
メルカリで長期間、安心・安全にアカウント運営するためには知っておくべきことがあります。
アカウント停止になる原因を理解しておくことが大切です!
そこでこちらの記事では
✅メルカリでアカウント停止になる7つの原因
✅アカウント制限の種類とレベルに応じた対処方法
✅アカウント制限から復活はできるのか?
といった内容を理解していただけるようにわかりやすく解説していきます。
それでは早速いってみましょう!
メルカリでアカウント停止になる原因
メルカリには「メルカリガイド」というガイドラインを記載したページがあります。こちらの一通りのルールがありますので、利用する前に必ず読んでおきましょう。
こちらではメルカリガイドにも記載されている「禁止されている行為」=アカウントが停止になる原因を中心に紹介していきますね。
原因①:無在庫販売
メルカリでは無在庫販売は禁止されています。無在庫販売とは手元に在庫がない商品を出品してお客さんから注文が入ってから商品を取り寄せる(仕入れをする)行為です。
無在庫販売のリスクとしては
- お客さんに商品をお届けするまでに時間がかかり過ぎる
- そもそも商品が調達できずに(仕入れができずに)お客さんに迷惑をかける
- 顧客満足に繋がらずプラットフォーム側(ここではメルカリ)の信用が低下する
などが挙げられます。
メルカリ側でも
メルカリでは、手元にない商品の出品を禁止しています。
商品が手元にないことで、商品に関する質問に答えられない、配送できない/遅延するなどのトラブルを避けるためです。
また、外部販売サイトから購入者宛に直接商品を発送することや、配送代行サービスの利用も禁止しています。
事務局が禁止行為・出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
引用:メルカリガイド「禁止されている行為→出品」
と明記してます。
メルカリ黎明期の5-6年前にはメルカリで複数アカウントを作り大量に無在庫販売するノウハウが出回りましたが、販売者・購入者間でトラブルが続出して無在庫販売者は続々とアカウント停止→退場さえられたという過去があります。
そのような経緯から現在でもメルカリでの無在庫販売は禁止されており、運営側も目を光らせています。
無在庫販売自体、全てが悪ではありませんが無在庫販売がルールとして認められているプラットフォームのみで行うようにしましょう。
原因②:評価が低いうちから高額品を出品する
メルカリを始めたばかりでアカウントの評価がほとんどないうちから高額商品を出品するとアカウント停止のリスクがあります。
これはメルカリ側から明確に発表されている訳ではありませんが、私の知人で過去に評価が10未満で販売価格10万円以上の商品を複数出品したところアカウントが一時停止になった方がいました。
始めたばかりの方はまずは不用品販売や生活必需品を購入するなどして、最低でも5〜10程度は評価を得るようにしましょう。
またいきなり高額商品を販売するのではなく最初は販売価格で3万円未満などの商品から取引するようにして評価が溜まってから高額品の販売に移行すると良いでしょう。
原因③:禁止されている商品の出品
メルカリでは出品を禁止している商品があります。詳細はこちらで確認ができます。
これらの商品はメルカリガイドで明記されている以上、誤って出品してしまうとアカウント停止や最悪の場合は一発退場の可能性もあります。「知らなかった」は通用しないので必ず確認しておきましょう。
また下記の商品は以前に別の記事でも触れている通り、ebayでの仕入れ段階で掴まないように要注意です。
引用:メルカリガイド「禁止されている出品物」
次にメルカリでも良く出回っているだけに盲点の商品を挙げておきます。
引用:メルカリガイド「禁止されている出品物」
メルカリではこのような家庭用マッサージ機が多く販売されています。
こちらのブランドはいくつかの種類がありebayでは安いタイミングであれば国内相場の半額程度で仕入れることができます。
しかし、これらの商品は無許可で販売しないようにしましょう。
届出等が必要となる医療機器の販売事例(家庭用マッサージ器等)
許可や届出無く医療機器(※)をフリマサイト等で販売することは、たとえ1回のみの販売であっても医薬品医療機器等法に違反する恐れがあります。
○家庭用マッサージ器
家庭用マッサージ器は管理医療機器に該当します。医薬品医療機器等法の規定により、販売を行う場合は事前に販売業の届出が必要です。
届出を行わず、家庭用マッサージ器等を販売する行為は、医薬品医療機器等法第39条の3第1項に違反します。
引用:東京都福祉保健局 HP
家庭用医療機器の誤った使用による健康被害や事故などを防止するために注意喚起されており個人が無許可で販売するのはリスクが伴います。
マッサージ機以外にも電位治療器や補聴器、ピアッサーなども例が挙げられていました。こちらのページを一度確認することをオススメします。
原因④:出品を取り消された商品を再度出品する
あなたがメルカリで出品している商品が運営のチェックやメーカーなどの権利者・またはユーザーからの通報により突然、出品取消される事があります。
このような場合はメルカリの運営側から以下のような文面がアプリの通知やメールで送られてきます。(いきなり24時間利用制限ではなく、出品削除のみの警告の場合もあります)
【出品取消・24時間の利用制限】
このように24時間の利用制限になってしまうと24時間以内は商品の購入や出品、コメントのやり取りができなくなります。
そして、この制限を受けた後に該当の商品を再度出品した事が運営に見つかってしまうと利用停止になってしまう…という事が実際にあります。
「1日置けば大丈夫だろう」「たくさんの出品者がいるからいちいち覚えてないだろう」などと油断すると取り返しのつかないことになる可能性があるので再度出品はしない方が良いでしょう。
原因⑤:高頻度での取引キャンセル
メルカリで商品の売買をする時に取引で問題が起きた場合に「取引キャンセル」をする事ができます。
しかしながら、「取引キャンセル」を高頻度で繰り返すとメルカリの運営側から危険なアカウントとしてマークされてしまい最悪の場合は強制退会になってしまうケースがあります。
取引キャンセルのボタンを押すとこのような注意メッセージが表示されることからもその理由によってはメルカリから要注意アカウントとして監視対象になる可能性があります。
特に注意したいのはあなたが出品者の場面で出品者都合の理由で取引をキャンセルすることです。
メルカリで取引キャンセルを申請すると下記の画面が表示されます。
ここで「商品がない」や「商品情報や商品に不備が見つかった」を選択してキャンセルすると出品者都合のキャンセル扱いになります。
一度や二度ならまだしもこの理由でのキャンセルを連発するのはとても危険です。メルカリ運営側からすれば「商品がない=在庫管理ができない、お客さんやメルカリに迷惑をかける危険な出品者」ということになります。
「商品情報や商品に不備が見つかった=商品状態の確認・検品ができていない、これまたお客さんやメルカリに迷惑をかける危険な出品者」という見え方になってしまいます。
これらの理由での取引キャンセルは極力しないように心掛けましょう。
明確には公表されていませんが、出品者都合のキャンセルは累積警告のような形で積み上がり、一定以上の頻度になるとアカウント制限の危険性が高まってしまいます。
購入者から返品や取引キャンセルの申し出があった場合は「購入者が誤って購入した」や「上記以外の理由」を選択して理由の詳細を記入するようにすると良いでしょう。
また取引キャンセルする場合は必ず手元に商品を返送してもらってから申請するようにして下さいね。
原因⑥:購入者とのトラブルが多い
原因⑤の内容と関連しますが、取引で購入者とのトラブルが多い場合もアカウント制限を受ける可能性が上がります。
たとえば下記のようなケースは要注意です。
- 購入者と揉めてしまい、事務局に通報されてしまった
- 売買取引においてメルカリ事務局に仲裁に入ってもらった
- 取引メッセージで感情的・暴言めいたメッセージのやり取りをしている
- 購入者とのトラブルにより売上金や送料などをメルカリ事務局に補填してもらった
このように購入者とのやり取りでトラブルを起こしたり、それに伴いメルカリ事務局にサポートしてもらう、尻拭いしてもらうような件があるとメルカリ運営側からすると「サービスを使わせたくないアカウント」「面倒なことを引き起こすトラブルメーカー」のレッテルを貼られてしまいます。
メルカリ運営側の立場で見ると販売者は星の数ほどいるわけですから、ルールに従わない厄介なアカウントには退会してもらって構わないと考えられても仕方ないですよね。
私たちはメルカリという便利なプラットフォームを使用させてもらっている立場ですからメルカリ運営側や購入者に迷惑をかけない、という心構えで利用できると良い方向に向かうと思います。
原因⑦:大量出品・再出品
今回挙げる最後の原因は大量出品・再出品です。
文字通り大量に出品をしたり、再出品を繰り返すとアカウント制限に繋がるということです。
そもそもなぜこのように言われているかと言うとメルカリはCtoC(個人間取引)のプラットフォームなので、業者の存在を排除するようなルール作りがされてきた背景があります。
その為、「業者のように大量出品したり、再出品を連発するとアカウント停止になる」と言われています。
ただし、こちらは現状では諸説ありまして
- 大量出品・再出品は実はアカウント制限になる理由とは関係ない?
- アカウントが育っている場合は1日に大量出品しても全く影響ない?
- 評価が少ない・運営歴が浅いアカウントは1日の行動制限が設定されている?(1日◯点の再出品までしか上位表示が反映されない、など)
などメルカリのヘビーユーザーの中でも様々な意見が出ています。
真実はメルカリの中の人(運営側)しか分からないので、私自身も確信的なことは言えません。
ただ実際に1日に大量出品や再出品をしてアカウント制限をされたケースは聞いたことがありますので、特に評価が少ないor運営歴が浅い方は出品や再出品を1日5点程度に抑えた方が無難かとは思います。
こちらは実践しながら少しずつ出品や再出品を増やして検証していくのが良いでしょう。
今後、私も新しい発見があればシェアしますね。
アカウント制限の種類やレベル毎の対処方法
メルカリでのアカウント制限にはレベル毎にいくつかの種類があります。ここではそれぞれどのような制限なのか・またその原因や対処方法を解説していきます。
出品停止(警告)
出品停止はメルカリの制限の中で一番軽いものと思われます。こちらは警告ですので、アカウント自体の制限ではなく警告対象の商品ページが停止されます。
実際に届く警告メールは下記のような形です。
出品の一時停止といった措置ですので、メール文面で指摘された内容を改善して再出品することも可能です。ただしメルカリ事務局から改善できていないと判断された場合は再度出品停止されたり更に重い制限を受ける可能性もありますので、再出品は慎重に行う必要があるでしょう。
出品削除(警告)
次に出品削除です。こちらも先程の出品停止同様に警告の部類ですので、いきなりアカウント自体の制限がかかる訳ではありません。警告に該当する商品ページが完全に削除されます。
こちらは該当のページ自体が完全に削除されて、再出品できなくなりますので出品停止よりも一段階重い警告と捉えることができます。
実際に届く警告メールは下記のような形です。
高額商品や偽物が出回っているブランド品などを出品する時に起こりやすいようです。
また下記のように知的財産権やコピー商品販売者に関する情報受付をしている「ユニオン・デ・ファブリカン」という団体から通報が入った場合は下記例のようなメールが届くことがあります。
こちらの団体は真贋が不確実な商品を排除する為に販売プラットフォームに対して強い強制力を持っていると思われますので、この場合はたとえ自分では「100%本物だ」と思っていたとしても再販売はしない方が無難です。
同様のケースが続くとアカウント停止や削除(強制退会)にも繋がりますので、十分に気をつけましょう。
アカウント・24時間停止
ここからはアカウント自体に関わる制限について話していきます。
まずはアカウントの24時間停止です。こちらは文字通り一時停止的な措置です。先程の警告レベルの違反を繰り返した場合や重大な違反ではあるけど回数が少ない場合などに適用されると思われます。
実際に届く制限通知のメールは下記のような形です。
制限を受けてから24時間以内は購入・出品・コメントのやりとりができなくなってしまいます。24時間が経過すると全ての機能が利用再開できますが、今後は要注意アカウントとしてメルカリ運営側の監視下に置かれれている可能性があります。
また今後は更に重いペナルティを受ける可能性もありますので、「なぜ24時間制限になったのか」原因を十分に確認して同じ違反を繰り返さないようにすることが大切です。
アカウント・無期限停止
次にアカウントの無期限停止です。こちらは今まで挙げた制限とは比べものにならない重いペナルティです。無期限で購入・出品・コメントのやりとりができなくなってしまいます。このようになってしまうとビジネスには大ダメージですね。
ただし、あくまで停止措置なのでアカウントはまだ存在しています。
実際に私がサポートさせていただいている方でも無期限停止からアカウントが復活した!という例も聞いたことがありますので希望を捨てずに事務局へ問い合わせをすると良いでしょう。
【実際にアカウント無期限停止が解除された例】
アカウント無期限停止になってしまいました…
今後、どうすれば良いでしょうか…?
メルカリに問い合わせをして解除のお願いをしてみましょう!
今回に限り、アカウント解除してもらえました!!
このようにアカウント無期限停止→解除される方もいます。私自身、メルカリの中の人(運営者)ではないので確実なことは言えません。
月並みなアドバイスにはなりますが、メルカリ運営側の立場に立って「この人ならもう一度チャンスを与えても良いかな」と思っていただける文章を送ることが大切だと思います。
ユーザーからの問い合わせメッセージに対応するメルカリ運営側の方も同じ人間で個別対応しているので(おそらく現状はAIによる一括対応ではない)相手の立場を理解し、真摯な反省や今後の改善策を具体的に示せれば解除されるケースは結構あります。
こちらの生徒さんはそのような姿勢の文章を自分自身で考えて送ったことが運営側に伝わったのでしょう。
また運営側の担当者によっても対応にバラつきがあるとも言われていますので、一度問い合わせして解除されなかったとしても諦めずに数日期間を置いて新規の問い合わせで何度か送ってみると良いかもしれません。
新規の問い合わせでメッセージを送ればまた別の担当者に変わり、対応も変化する可能性があります。
あくまで私の推測でダメ元の提案にはなりますが、アカウント無期限停止を受けてしまった場合は試してみてください。
ちなみにメルカリ事務局への問い合わせ方法は下記の通りです。
メルカリ事務局への問い合わせ方法
手順①:TOP画面→マイページへ進む
手順②:お問い合わせをタップ
手順③:お問い合わせ項目を選ぶ
手順④:お問い合わせ項目から「その他」を選ぶ
手順⑤:お問い合わせ内容(詳細)の文章を記入して送信する
いかがでしたでしょうか?
お問い合わせの手順はかんたんだったと思います。事務局からの返答は1-2日程度はかかる場合がありますので、気長に待ちましょう。
アカウント削除(強制退会)
最後にご紹介するのが最も重いペナルティであるアカウント削除(強制退会)になります。こちらはメルカリのアカウント自体が完全に削除されますので、残念ながら復活の見込みはありません。
先程まで紹介した警告や一次的なアカウント制限を受けたにも関わらず改善されずに同様の違反を繰り返した場合はアカウント削除(強制退会)に追い込まれる場合があります。
ただ中には一発でアカウント削除になった、という話も聞いたことがあります。
重大な違反行為があった場合はそのようなリスクもありますので、メルカリで禁止されている行為は絶対にしないようにしましょう。
アカウント削除(強制退会)になった場合は同一名義でのアカウント復活はできません。仮に新しいアカウントを作成しても運営側に同一人物と認識された時点で再度、強制退会に追い込まれるでしょう。
アカウント削除になった場合は同一名義でのアカウント作成ではなく、ご家族などに協力してもらい全く別人としてメルカリを利用するしか方法はないと思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は
- メルカリでアカウント停止になる7つの原因・復活はできるのか?
に関して紹介してきました。
販売プラットフォームとして誰でも利用できて、手軽かつ売上も立てやすいメルカリですが、ルール違反してしまうと大切なアカウントを失ってしまうリスクがあります。
ぜひ今回の記事を確認していただき安心・安全にアカウント運用していきましょう。
わからないことや聞きたいことなどあれば、お気軽にコメントくださいね!
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!