時事ネタ

円安時代にebay輸入ビジネスで稼ぐ3つの方法

こんにちは!山口です。

こちらの記事では前回予告した通り、

  • 円安時代にebay輸入ビジネスで稼ぐ3つの方法

に関して解説していきます。

急激な円安・ドル高の相場が続いていますね!為替の影響を受ける輸入ビジネスにとっては正直、向かい風の状況です、、、

このような状況で「一体、どうやったら輸入ビジネスで稼げるの?」「本当に稼げるの?もう輸入ビジネスは完全終了でしょw」と感じる方もいらっしゃると思いますので、現役のebay輸入プレーヤーである私が最近の実践の中から得た「これさえ意識すれば円安でも全然稼げる!」と感じた3つの方法を具体的に挙げていきます。

この記事を最後までチェックしていただくことで

円安時代にebay輸入で稼ぐ戦略

具体的に狙うべき商品の特徴

ビジネスの逆境を好転させる逆転の思考法

について理解することができます。

それでは早速いってみましょう!

扱う商品の単価を上げる

先日投稿したこちらの記事低価格商品商品金額に対して仕入れ・販売の両面でかかる諸経費の割合が高くなるので、稼ぎにくい状況だと解説しました。

低価格帯の商品の定義は私見ですが、国内の販売価格で15,000円未満とします。

例えば、ebayで60-70ドルで仕入れて→国内で15,000円で販売するとかebayで30-40ドルで仕入れて国内で1万円ちょっとで販売するような商品のイメージです。

1ドル=110円台位の頃でしたらこのような商品で普通に数千円の利益は十分に確保できました。利益率も20%位は出ていたでしょう。

ですが、1ドル=140円に到達した現在ではこれらの商品は「ほとんど儲からない商品」に変わってしまいました、、、

一取引で利益が1,000円程度、下手したらトントンや若干のマイナスになる可能性すらあります。利益率も10%を切るような薄利の取引になってしまいます。

まずはあらかじめこのような事実を認識して円安の状況下では低価格帯の商品はebayから仕入れ→販売する最初の練習程度に留めて少しずつでも扱う商品の単価を上げていくことを意識すると良いです。

高価格帯の定義は個々人の運転資金、仕入れに使えるお金やマインドブロックの有無でも変わってくると思いますが、まずは国内の販売価格で30,000円以上の商品を最初の入口として考えていきます。

価格帯を上げれば上げるほど利益額を残しやすい傾向にあるので、経験を積む中で徐々に5万→10万→20万とチャレンジできる単価の上限値を上げていけるとベストです!

高価格帯の商品は前述した低価格商品と異なり、商品金額に対して仕入れ・販売の両面でかかる諸経費の割合が低くなるので為替の影響があっても利益を残しやすいです。

イメージがつきやすいように商品の例を挙げてみますね。

(ebay過去販売履歴)

こちらは2001年製・セーラームーン タキシード仮面のフィギュアです。ebayで当時のものが箱有の新品のコンディションで売られていました。

仕入れにかかる金額は147ドル(こちらは価格交渉が成立しているので実際にはもう少し安く落札されています)+米国内送料12.65ドル=185.95ドルです。

1ドル=140円で計算すると日本円で26,033円です。こちらに関税・輸入消費税や米国から日本へ送る場合は転送会社を使ったりしますのでその諸経費がかかります。

ここでは前回同様に分かりやすくその合計費用が+ 3,000円かかった計算にします。

そうすると仕入れ金額の合計:26,033円+3,000円=29,033円となります。

こちらと同じ商品がヤフオクの販売履歴が見れるオークファンで複数個確認できます。
そのうちの一点の履歴がこちら

(オークファン販売履歴)

ヤフオクで53,000円で落札されています。

仕入れはebayで前述のようにできたと仮定して、こちらの商品を販売した場合に得られる利益額を計算してみましょう。

まずは手元に残るお金ですが、販売価格:53,000円ですので、53,800円-4,579円(ヤフオク販売手数料8.64%)-送料700円(60サイズ・送料出品者負担で想定)=47,721円です。

こちらの金額から先程、仕入れにかかった金額:29,033円を引くと利益額が出ますね。47,721円-29,033円=18,688円と言う結果になりました。

利益率は18,688円÷53,000円×100=35.2%となりました。

いかがでしょうか?一つの取引で利益額:18,688円、利益率:35.2%でしたらなかなか良い結果だと思います。

このように比較的リサーチしやすい新品の商品でも扱う商品の単価を上げることで十分な利益を獲得できる商品が輸入品にはたくさんあります。

まだまだebay輸入ビジネスも捨てたもんじゃないかもしれませんね。

中古品・ヴィンテージなど価格差が大きい商品を狙う

中古品やヴィンテージ・アンティーク品を狙う方法も円安時代を戦い抜く上で有効な方法です。

中古品やヴィンテージ品のメリットはなんと言っても海外⇄国内の価格が大きい商品が新品以上に多数存在する点です。

古くからebay輸入ビジネスの魅力としてこの中古品やヴィンテージ品に強くなることで一取引での利益が大きく取れ、ひとりビジネスでも大きな金額を稼ぐことができると言われてきました。

中古品やヴィンテージ品や商品のコンディションの確認はもちろん、ジャンル毎の商品知識や相場感などを身につけていく努力は必要ですが、そこを乗り越えてしまえばリサーチしやすい新品系の商品しか扱えないプレイヤーと大きく差をつけることも可能です。

リサーチや仕入れのスキルが身につけば、そもそも元々の価格差がかなり大きな商品を見つけることもできますので為替変動にも強いです。

また一般的な感覚では「え?こんなジャンルの商品が売れるの?」と言った失礼ながら「こんな商品、誰が欲しがるんだw」と感じるニッチなジャンルを開拓できればライバルも増えにくい状況でかなり安定して稼ぎ続けることができます。

ヴィンテージ・アンティーク商材に関しての話はまた別の記事で掘り下げて話をするとして、今回は一つ商品の例を挙げておきますね!「このような商品を狙う手もあるんだ」とあなたのヒントになれば幸いです。

フランス発祥の有名なガラス工芸:ルネ・ラリックの「朝顔」という作品です。こちらは人気の高いゴールド彩色の大鉢になりますね。

ラリックは箱根に美術館があったりしますので、ヴィンテージ品としてはポピュラーで入門編といった感じなので商品も割と探しやすいと思います。

こちらはヤフオクで80,700円で落札されています。同じ商品がebayでは下記のように取引されています。

商品金額が199ポンド(米ドル換算230.51ドル)+日本までの送料が39.75ポンド(米ドル換算46.04ドル)=238.75ポンドです。

今回はポンドでの支払いになりますので、1ポンド=161円で計算します。238.75ポンド×161円=38,438円となりました。

同じように利益額をシュミレーションしてみましょう。

落札価格:80,700円-6,972円(ヤフオク販売手数料8.64%)-送料1,000円(100サイズ・送料出品者負担で想定)=72,728円です。

こちらから仕入れ金額を引くと、72,728円-38,438円=34,290円となりました。

一撃で3万円越えの利益、利益率も42%と優秀でした。こんな感じで一撃で数万円の利益を得ることも十分に可能なのは魅力的ですね!

今回は商品例がポンドになってしまいましたが、米ドル支払いの商品でもこちらの例のような価格差が大きな商品が中古品・ヴィンテージ市場には多いので、ぜひあなたにもチャレンジしてみていただきたいなーと思います。

米ドル以外の通貨で仕入れできる商品を狙う

これまでは急激な円安により「ebay輸入ビジネスは仕入れ値が上がってしまい厳しい」という論調で話しをしてきました。

確かにその側面は否定できませんが、ここで視点を変えて日本円が他の通貨に対してはどのような状況なのか考えてみます。

対米ドルでは1ドル=110円台の頃に比べて20%程度円安が進み、仕入れ値が2割程度上がってしまっていますが、他の主要通貨であるユーロやポンドなどにも着目してみます。

それではまずは対ユーロです。この記事を書いている時点では1ユーロ=139円前後でした。

ユーロに関しては直近でも振れ幅はありますが、2022年3月は1ユーロ=134円程度(2021年は平均して131円程度)でしたので米ドルに比べると円安の進行具合は緩やかであることが分かります。

この程度であれば輸入ビジネスにおける仕入れへの影響はほとんどないと感じます。

次に対ポンドを見ていきます。この記事を書いている時点では1ポンド=161円前後でした。

ポンドに関しては2022年3月は1ポンド=160円前後でしたので、現状ほとんど変わっていないと言えますね。

したがって、これらの通貨で支払いができる商品を仕入れすれば今の円安の影響を少なくすることもできるでしょう。

実際にebayは米国を中心としたサイトではありますが、欧州やイギリスの出品者も販売していますので、それらの出品者から商品を仕入れたり、ebay上のやりとりで仲良くなったら直接取引で商品を購入できるような関係になれる可能性もあります!

例えば西洋陶磁で有名なドイツ発祥の「マイセン」

ebay.de(ドイツのebay)の出品者からユーロ支払いで購入することができます。このような出品者はユーロ圏内の各国にたくさんいます。これだと対米ドルの円安影響は関係ありません。

また上の商品の出品者の他の出品商品一覧を見てみると、、、

こちらのように他にもマイセンの商品をたくさん出品していました。上記のような専門出品者と仲良くなり、定期的に商品を購入できる関係になるのも円安時代を勝ち残る一つの戦略かなーと思います。

もちろん、上記はあくまで一例なので実際にはしっかりとリサーチをかけた上で仕入れ対象になる商品やそちらを供給している出品者なのか?を判断していく必要があります。

最近では対米ドルにおける円安のニュースが盛んに報道されていて、不安に感じる部分もあるかと思いますが、広い意味で世界各国からの輸入ビジネスと枠組みを少し広げてあげることでチャンスが見えてきたりもしますので、ぜひあなたも色々と調べて見てくださいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は

  • 円安時代にebay輸入ビジネスで稼ぐ3つの方法

に関して紹介しました。

最後におさらいですが、3つの方法は

扱う商品の価格帯を上げる

もともとの価格差が大きい商品を狙う
(中古品・アンティークやヴィンテージ品などコレクティブ商材)

ユーロなど米ドル以外の通貨で仕入れできる商品を狙う、それらを扱うebay出品者と繋がる

でした。

こちらは現状で私が考える円安時代にebay輸入ビジネスを稼ぐ方法ですが、もしかしたら他にも有効な方法があるかもしれません。

あなたも日々の実践の中で自分流の方法を編み出してもらいたいですし、私も何か良いアイデアが出てきたらまたどこかでシェアをしたいと思います。

輸入ビジネスには厳しい状況が続きますが、ぜひこの苦境を乗り越えて稼ぎ続けることができるように一緒に頑張りましょう!

わからないことや聞きたいことなどあれば、お気軽にコメントくださいね!

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!