「ebay輸入をしてみたいけど、出品できない商品がよくわからない」
「日本まで送れない商品を輸入してしまうのが怖い」
「ヤフオクやメルカリでNG商品を売ってしまったらそうなるのか知りたい」
このような疑問や不安があって「始める」という一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか?
ebay輸入ビジネスにチャレンジしてみたいけど、そもそも規約に違反してアカウント削除になったらどうしよう…と不安に思っている方もいるかもしれませんね。
そこでこちらの記事では
✅ebay輸入で出品できないNG商品
✅輸入ができない商品
✅リスクがあるので販売しない方が良い商品
といった話題を中心にこれから初心者の方でも安心してebay輸入をスタートできるように詳しくお伝えしていきます。
ぜひ最後までお読みください!
それでは早速いってみましょう。
出品してはいけない商品
プラットフォームの規約を確認する
ebay輸入ビジネスで多くの方が最初に販売を始めるのが「ヤフオク!」や「メルカリ」になるかと思います。まずはこれらのプラットフォームの規約を確認して「何が出品してはいけない商品なのか?」を把握するようにしましょう。
意外にも「こんな商品が出品してはいけなかったの!?」とあなたが想像しなかった商品が規約に抵触してしまう可能性もあります。ビジネスをスタートする前にチェックすることをオススメします。
ヤフオク・メルカリなどの規約を確認しましょう
✅ヤフオク!ガイドライン
https://guide-ec.yahoo.co.jp/notice/rules/auc/detailed_regulations.html
「B.出品禁止物」の部分に詳しく記載があります。
もちろん全て目を通していただきたいですが、特に注意したいのが「36. 著作権、商標権」です。(1) に記載されている内容を引用します。
(1) 偽ブランド、真贋(しんがん)が不明であることを示唆している商品、無断複製した音楽CDや映画、ゲームソフト、コンピューターソフト、書籍、海賊版、テレビを録画したもの、あるいはそれらを記録した電子機器など
ヤフオク!ガイドライン細則より
偽物が疑われるような商品は該当メーカー・ブランドの著作権、商標権の侵害にあたり抵触した場合はアカウント停止は免れないでしょう。また常習性があり悪質な場合などは検挙などにも繋がりかねませんので、これらの疑いがある商品は絶対に扱わないようにしましょう。
また、(5)の部分でその他「当社が上記権利を侵害すると判断できるもの」とありヤフオク!側で設定している偽造品など知的財産権侵害の対策についての取り組み内容が記載されているますので、一読されることをオススメします。
https://auctions.yahoo.co.jp/special/html/auc/jp/propertyprotection/guide/program/index.html
✅メルカリガイド
https://help.jp.mercari.com/guide/
ヤフオク!同様にメルカリもガイドラインを記載したページがありますので、こちらは必ず確認するようにしましょう。
🔽禁止されている出品物→https://help.jp.mercari.com/guide/articles/259/
ebay仕入れの時に注意するポイント
「出品してはいけない商品」はビジネスを始める前に最低限知っておきたいですね。
まずは知識として上記の部分をチェックしておきましょう。
また、そもそも仕入先であるebayで上記のような商品を仕入れないようにすることがとても重要です。
「え!ebayにも偽物があるの?」と驚く方もいるかもしれません。
ebayは世界最大級のオークションサイトであり、超大手グローバル企業ですのでブランド品を中心に偽物・コピー商品を排除する仕組みを強化しています。しかしながら100%安心なのか?と言われると残念ながら現状では全てを排除できてはいません。
中にはモラルや道徳よりも詐欺的な発想でお金を奪うような危険な出品者がいるのも事実です。
また世界各国が取引相手になりますので、日本の常識が通用しないことがある点も覚えておきたいです。
ここからはebayで偽物・コピー商品を掴まないように注意すべきポイントを挙げておきますのでぜひ参考にしてください。
出品者の評価・国を確認
ebayで商品を仕入れる場合に「どのような出品者が販売しているか?」注意深く確認しましょう。
信頼できる出品者か見分ける一番の物差しになるのが「出品者の評価」です。ebayの商品ページ右側に「Seller information」という欄があります。こちらで出品者の評価数や良い評価の割合を確認しましょう。
また下の「Located in」という部分で出品の国や地域が確認できます。原則、欧米などの先進国の方が安心感は高いです。(欧米、先進国だから絶対安心という訳ではなく評価数や良い評価の割合とバランスが大事です)
【信頼度の高い・出品者の例】
こちらの出品者は評価数8,950、良い評価の割合が100%です。国や地域はアメリカのフロリダ州ですね。かなり安心感のある出品者です。このような出品者であれば偽物・コピー商品などが送られてくる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
また余談ですが、こちらの出品者は「Authenyicity Guatantee」というebayの「真贋保証サービス」を利用していますので確実に正規品と判断できます。
この「Authenyicity Guatantee」は一部のブランド商品などに限られていますが、対象の商品カテゴリをチェックする場合は商品選びの一つの基準にするのも良いでしょう。
では今度は信頼度が低い出品者の例をお見せしますね。
【信頼度の低い・出品者の例】
こちらの出品者は評価数540、良い評価の割合が98.7%です。国はリトアニアになりますね。評価数もそれなりに多く、良い評価の割合も98%を超えているので一見良い出品者だと思う方もいるかもしれません。
しかし裏を返すと1.3%は悪い評価を得ているということになります。この部分の中身(悪い評価をした購入者の声)を確認することが大切です。
悪い評価の中身に「fake」「imitation」など偽物を連想させるキーワードがあった場合は危険度が上がりますので、その出品者からの購入は避けた方が無難です。
悪い評価の中身を確認する
ここからは悪い評価の中身を確認する手順をお知らせしますね。
【手順①】
【手順②】
【手順③】
いかがでしょうか?悪い評価の中身を確認する方法はかんたんだったかと思います。ぜひ商品を購入する前に確認するようにしてくださいね。
評価数:最低100以上、良い評価の割合:99%以上を基準にスタート
「これからebay輸入を始めます」という初心者の方の場合はまずは出品者の評価数が最低でも100以上・良い評価の割合が99%以上を基準にすると良いでしょう。
更にこのハードルは最低限の基準値です。できれば評価300,500,1000以上と高ければ高いほど良いです。
また国や地域は欧米の先進国を選択肢の中心としましょう。
ブランド品は中国・香港や東南アジア、ロシア、その他発展途上国から購入は危険度が上がりますので「この商品は確実に大丈夫だ」と確信がない場合は避けた方が無難です。
ebayは取引の仕組み上、メルカリなどのサイトと違い出品者が取引完了後に必ず評価をもらえる訳ではありません。
したがって評価が多く・良い評価の割合も高い優良なセラーになるには膨大な時間や労力がかかっています。そのような出品者は目先のお小遣い欲しさに今まで築いた信頼を台無しにして、偽物やコピー商品を販売するメリットはないです。
評価や国・地域など出品者の情報をしっかりと確認すれば「出品してはいけない商品」を掴んでしまうリスクはかなり軽減できますよ。
商品実物の写真があるか
またebayの出品ページで商品の実物写真が掲載されていない出品も注意が必要です。意地悪な考えですが、「実物写真が掲載できない理由があるのか?」と疑いの気持ちを持って判断して良いと思います。
【実物写真の掲載がない出品】
経験則ですが、実物の写真掲載がない出品は高確率で出品者の評価が少ない・良い評価の割合が低いことがあります。
偽物・コピー商品を掴んでしまう危険度が上がってしまいますので注意しましょう。
輸入できない商品
輸入ビジネスを始める上で「そもそも輸入できない商品がある」という点は知っておく必要があります。
これらの商品を誤って仕入れてしまうと
「海外から日本に輸出できずに出品者に返送になる(返送料や手数料を負担する羽目に…)」
「日本の税関で没収されて仕入金額がパーになる…」
「転送会社から連絡が来て商品が廃棄される…」
など残念な結果になりかねません。
このような事態にならないためにも「輸入できない商品」に関して説明していきますね。
「輸入できない商品」の確認方法
輸入できない商品は主に「輸入禁止品目」「輸入規制品目」に分類できるのですが、海外から転送サービスを提供している転送会社のHPで詳しく掲載されています。
分かりやすいのは日本語対応で転送サービスを提供している「輸入com」のサイトです。
こちらのサイトで「輸入禁止品目」「輸入規制品目」それぞれの詳細を確認してみると良いでしょう。
輸入規制品目
「輸入禁止品目」は上記のような危険物や著作権侵害の可能性がある商品、ブランドコピー商品などが挙げられます。
一般常識的に「これはダメだろう」と予想がつく商品も多いので、基本的な部分は該当ページを確認していただければ大丈夫です。
「こんな商品が輸入できないの?」と驚きがあるとすれば「ワシントン条約」です。
「ワシントン条約」は正式には「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」といいます。
ワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約))は、自然のかけがえのない一部をなす野生動植物の一定の種が過度に国際取引に利用されることのないようこれらの種を保護することを目的とした条約です。
経済産業省 HPより
平たく言うと「絶滅危惧種の野生動植物の素材を使用した商品は輸入ができない」ということです。
輸入ビジネスに関わってくる代表的な例としては
✅毛皮…トラ・ヒョウ・ジャガーなど
✅皮革製品(ハンドバッグ、ベルト、財布など)…ワニ、ヘビ、オーストリッチなど
✅ギターなど木製品…マホガニー
✅パール製品…パールアクセサリーや腕時計の文字盤など
などが挙げられます。
詳細はこちらのページで確認するようにしましょう。
私の場合も初心者の頃、この「ワシントン条約」を知らずに高額なギターが輸入できずに出品者へ返送になり高額な返送料を請求された経験があります。
あなたはこのようなことにならないように事前に知識をつけておきましょう。
輸入規制品目
「輸入規制品目」は先程挙げた「輸入禁止品目」と比較すると「え、こんな商品が輸入できなかったの?」と驚いてしまうような商品もあります。一般常識でカバーできるものではなくしっかりと勉強しておくことが必要です。
詳細はこちらのページで確認するようにしましょう。
いくつか代表的なものに触れておきますね。
✅お酒…酒税法により無断でのお酒の転売は禁止されています。オークファンなどで海外のお酒が販売されている履歴が確認できますが、真似しないようにしましょう。
✅食器類…食品衛生法により食品に直接抵触する用途で輸入する場合は輸入届出が必要です。アンティークの食器など鑑賞用途の商品は届出が不要ですが、その旨を証明する確認届の提出を税関に求められる場合があります。また販売時には鑑賞目的の商品である点を商品ページに記載することが必要です。
✅医療機器…1家庭につき1台まででの個人使用用途であれば輸入可能。販売目的での輸入は避けたほうが良いでしょう。
✅調理器具…1家庭につき1台まででの個人使用用途であれば輸入可能。繰り返しの輸入や量が多い場合は輸入が認められない場合もあります。
✅おもちゃ・玩具…原則輸入できますが、6歳未満の乳幼児を対象とした知育玩具などは食品衛生法の対象となる場合があります。
✅可燃性のある商品…香水(一部業者を除く)、燃料の残ったZIPPOやランタンなどは可燃性のある商品と判断され安全性の観点から輸入ができません。
✅CD・ビデオ・DVD…海賊版などの違法コピー商品は当然ですが、ポルノ関連の商品は真作であっても輸入規制がかかります。
これらの内容を把握した上で微妙な商品や判断に迷ったときは、JETRO(日本貿易振興機構)に確認してみるのもオススメです。
販売しない方が良い商品
こちらでご紹介するのは「偽物ではないけどブランドの版権の関係で販売できない(できたとしてもアカウントリスクがあるので販売すべきでない商品)」や「偽物の確証はないけど真贋が怪しい商品」の例です。
ブランドプロテクション
ブランドプロテクションとはブランドの権利を有する会社が個人輸入に関して様々な制限を設けていることです。
これらは転送会社ごとに規定が異なる部分がありますが、例えば輸入comのサイトではこれらのブランドがプロテクションの対象となっています。
輸入comを使用しなければ輸入できるブランドも多数含まれますが、確実に避けたほうが良いのが「converse/コンバース」になります。
日本とアメリカで商標権者が異なるためアメリカのコンバースを輸入して業目的でヤフオク・メルカリなどで販売するとアカウント停止などの措置を受けるリスクが高いです。
真贋が怪しい商品例
次に真贋が怪しい商品の例を挙げていきます。
高級時計ブランド「ROLEX/ロレックス」のディスプレイケースです。
こちらの商品をメルカリで検索するとたくさん販売されています。
こちらの商品はebayで「ROLEX display case」といったキーワードで検索すると価格は50ドル程度〜で沢山ヒットしてくるのですが、「高級ブランドのディスプレイケースがここまでたくさん流通するのか?」「あまりにも安く量産され過ぎではないか?」とちょっと疑ってみる必要があるかなーと思います。
実際にこちらの商品は偽物が流通しているようでヤフオクやメルカリでもアカウント停止された人が出てきているようです。
このような高級ブランドのノベルティグッズなどはブランド価値に対して継続して供給がされ過ぎている商品などは特に注意が必要です。
またノベルティでなくても、例えばシャネル・ルイヴィトン・ディオールなどハイブランドの商品はよほど目利きができない限りは見送った方が良いでしょう。
シュプリームやナイキの高額なプレミアスニーカーなども近年人気が沸騰し、偽物の流通が横行してますので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は
- 出品できない商品・輸入できない商品
に関して紹介しました。
今回の内容はebay輸入ビジネスで稼ぎ出す前の前提知識として必ず確認してくださいね!その上で安心・安全にアカウント運営していきましょう。
「自信をもって販売できる・確かな商品をお客さんに届ける」というマインドで価値提供していけば長期安定したビジネスを構築していけます。
ebay輸入ビジネスはプラットフォームの規約を遵守して健全に続けることができる「王道の物販ビジネス」ですのでぜひチャレンジしてみてください。
わからないことや聞きたいことなどあれば、お気軽にコメントくださいね!
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!